発信時間 : 2017年06月02日12時14分 金曜日
舛添氏、都民と約束した豪華別荘売っていなかった…
朝日インタビューに「辞めて理由がなくなった」、痛烈な小池都知事批判も
舛添要一・前東京都知事が、朝日新聞30日朝刊のインタビューに応じた。昨年6月の辞職以来、マスコミの前から姿を消していた舛添氏だが…..
公私混同した政治資金の使い方などについて語っている。
何と、都民に約束していた、神奈川県湯河原町の豪華別荘は売却しないという。痛烈な、小池百合子都知事批判も披露した。近く、一連の経緯をつづった『都知事失格』(小学館)を出版するというが,どこか腹立たしい。
《批判を受けるかもしれないが、知事を辞めて売る理由がなくなった》
舛添氏は「けじめ」として売却を誓っていた湯河原町の豪華別荘について、簡単に前言を撤回した。別荘は今も保有しているという。
問題の別荘は、敷地が950平方メートルで、建物が2棟あり、延べ床面積は270平方メートル。1つは和風数寄屋造りで、別棟は威風堂々たる洋館だ。土地柄、温泉付きだ。
舛添氏は在職中、公用車で約100キロ離れたこの豪華別荘に通い続け、都民から猛批判された。2015年4月から16年4月の1年間、ほぼすべての金曜日で49回も通い詰めていた.15年に受けた股関節手術の「リハビリ療養」と釈明していた。
メディアによる“舛添たたき”には、以下のように語っている。
《あの騒ぎは人民裁判。古来、為政者は大衆が『パンとサーカス』を喜ぶと統治の道具にしてきましたが、舛添たたきはテレビによるサーカス中継でした》
自身もテレビ出演で名前を売ったのに、どこか上から目線だ。
自身の後に都知事になった小池氏についても、こう語る。
《(小池さんは)一つの問題に関心を集中させて、敵を作って闘う。しかし、実際は何も進んでいない。
キャラの濃い舛添とか内田(茂都議=都議会のドン)とかが去って、都民ファーストの会が第1党になったら、敵はもういない。早晩行き詰まるのではないか》
ここは、国際政治学者らしい分析かもしれない。
最後に、舛添氏は《今度の経験を元に、地方制度改革の本を書こうと思っています》と述べていた。
—終わり—