発信時間 : 2017年04月24日16時20分 月曜日
鳩山由紀夫元首相“珍説”
「農業知らない妄言」「思いつきで薄っぺら」と批判殺到
鳩山由紀夫元首相(70)が「畑や水田の上にソーラーパネルを設置すると、作物を育てながら太陽光発電できる」「そのほうが作物がよく育つ。
一挙両得で 、農家への所得補償は不要となり、原発も不要となる」などと23日までに相次いでツイート。
これに対し、「現場を見ないでものを言わないで」「田畑の上にパネルを設置し、太陽光をさえぎるのはおかしい」などと批判や異論が殺到した。
鳩山氏は、畑や水田にソーラーパネルを設置することで作物を育てながら太陽光発電できる、という説を「信金の相談役から伺いました」として、22日夜に以上の書き込みを相次いでツイッターに投稿した。
これに対し、「畑や水田の上にソーラーパネルを設置したら畑や水田に日光が当たりません。突風や台風対策にも多大な金と人手がかかる」「不作の年は発電量も収穫量も共倒れになる」「農業を知らない輩の妄言」「いまだに真顔でこんなことを」….
「東大出ても光合成を知らないという現実」…..
「思いつきでモノを言う薄っぺらさは相変わらず」などと批判や異論が殺到した。
これに対し、「ソーラーシェアリングというやつですね。震災後に発達してきた事業なので、あまり知名度は高くないかもしれません」という肯定的ととれるツイートも少数ながらあった。
一般社団法人「ソーラーシェアリング協会」のホームページ(HP)によると、「ソーラーシェアリング」は、耕作地に架台を設け約3m上空にスリット状の太陽光パネルを隙間を開けて設置し、光飽和点を超える太陽光を利用して、営農を続けながら太陽光発電を行う仕組み。
平成25年4月に農水省が公表したガイドラインで、耕作を継続しながら太陽光を行う「ソーラーシェアリング」が容認されたとも考えられる、として、同協会は農業の高齢化、後継者不足を解決できる可能性があるとしている。
作物がよく育つかどうかは記載を見てもよく分からないが、鳩山元首相が投じた一石、今後、普及し、原発不要となるかどうか、注目される。
—終わり—