村上春樹作品には「魯迅」の影 

発信時間:2013年03月22日21時00分           金曜日

村上春樹

作家・村上春樹氏の著書「ねむり」と「雑文集」の中国語版の出版記念イベントがこのほど、北京で行われた。イベントに出席した中国近代文学者・翻訳家の藤井省三氏は「村上作品には魯迅の影が隠れている」と語った。「長江日報」が伝えた。

雑文集

藤井氏によると、村上氏は高校時代から魯迅の本を愛読しており、村上氏が読んだ「阿Q正伝」の表紙絵には、程十発氏が描いた「阿Q正伝108図」が用いられていた。「村上氏が思い描く阿Qのイメージは程十発版により近かった」という。

魯迅

藤井氏は、魯迅の影響が見て取れる具体例として、村上氏の処女作「風の歌を聴け」の冒頭の一文を取り上げ、「『完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないように』は、魯迅の雑文集『野草』の中の『絶望は虚妄だ、希望がそうであるように』という名文を彷彿とさせる」と指摘した。

ねむり

村上春樹

魯迅

大江健三郎

大江 健三郎(おおえ けんざぶろう、1935年1月31日 – )は、日本の小説家。愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)出身。東京大学文学部フランス文学科卒。大学在学中の1958年、「飼育」により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞。サルトルの実存主義の影響を受けた作家として登場し、戦後日本の閉塞感と恐怖をグロテスクな性のイメージを用いて描き、石原慎太郎、開高健とともに第三の新人の後を受ける新世代の作家と目される。

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