日本の男性不況原因は?

これまで盛んだった日本の製造業に、近年、その衰退が顕著化しているという。それは、日本経済に大きなダメージを与えただけでなく、日本の男性をも「衰退」させてしまったようだ。

日本のマスコミも、労働市場における日本人男性は、もはや「寵児」ではなくなり、その一方で、女性の就職を中心とする医療、介護業界の求人数が伸びており、労働市場に「陰盛陽衰(女性が男性を圧倒)」の風が吹いていると報じている。

また、日本国税庁のデータによれば、 2011年の日本人女性30~34歳の平均年収は299万円、男性報酬の69%に達しているという。失業した多くの男性がその失意の中で、妻や娘に頼らな ければ家計を維持できないことに気づき始めている。東京の仕事研究所の統計によれば、2010年の日本人男性の失業率は5.4%、女性は4.6%、これは 男女失業率差の記録的更新となった。

日本経済は今、まさに製造業からサー ビス業への転換期にあり、女性を主力とする教育、研究、飲食業及び不動産業等が伸びてきている。東京第一生命経済研究所経済学者の長浜敏弘氏は、次のよう に警告する。「各業界はこれまでのように男性労働者を多く雇用できなくなる。この男性不況は、今後も長く続くだろう。」

更に、専門家はこう指摘する。男性の 社会的役割の変化は経済の衰退と密接な関わりを持っている。経済の行く末が男性の精神面や社会的地位及び社会的イメージに与える影響は大きい。ブルーム バーグ・ニュースのデータによれば、日本製造業における労働者の70%が男性で、今後10年間に渡って、同業界では400万人が失業すると見られている。 その一方で、医療介護業界では、労働者の74%が女性で、同業界の採用者増加率は16%、これは日本の全ての業界の過去3年間における最大の増加率となっ ている。

これは、次のようなことを意味してい る。日本製造業の衰退化及び経済の転換により、日本人男性の就業率は今後更に低下、収入も激減するだろう。一方で、多くの女性が家庭収入の「主力」とな り、その収入差の縮小に伴い、男性と女性の社会的役割に変化が生じる。男性は受け入れがたい現実を受け入れなければならず、日本社会における婚姻や家庭に 対する概念や構造にも大きな変化がもたらされるかもしれない。

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