残忍な熊胆汁の採取

漢方薬の「熊胆(ゆうたん)」を製造するため、生きたままの熊から原料となる胆汁(たんじゅう)を採取するやり方が残忍だとして問題視される中、熊胆の中国最大手メーカーが上場を申請したことで、ネットユーザーから反発の声が 上がっている。北京晨報が伝えた。 


非難の的になっているのは熊胆の中国最大手メーカー「福建帰真堂」(福建省)。中国版ナスダック「創業板(ベンチャー・ボード)」に上場を申請したところ、ネットユーザーから「残忍な企業を上場させるな」と反発の声が噴出している。 

その残忍な方法とは、狭い檻(おり)に閉じ込めた熊を生きたままの状態で 胆のうにカテーテルを突き刺し、熊胆の原料となる胆汁を採取するというもの。熊が受ける苦痛は計り知れず、動物愛護団体などから批判を浴びている。 


これに対し、同社は「わが社は熊が苦痛を感じない方法をとっている。胆汁を採取する時間は58, 人間でいえば献血をするのと同じ」だと反論。現在は経営する「熊農場」で胆汁採取用の熊を約400頭飼育しているが、調達した資金でこれを3倍の規模に拡大する計画を立てている。

 クマから胆汁を採取する衝撃の様

胆汁を採取する小屋で、どのクマも小さな檻に入れられている。生きたクマから胆汁を採取する行為については論争が絶えないが、その採取方法はあまり知られていない。記者は、11年の業務経験を持つ福建省のある作業場を見学し、その様子をカメラに収めた

クマ舎では、3人のスタッフが作業台を押し、適齢期のクマから胆汁を採取する準備をしていた。スタッフは蜂蜜と牛乳を混ぜたエサでクマを檻に誘導し、クマが檻に入るとすぐに扉を閉めた

クマ舎では、3人のスタッフが作業台を押し、適齢期のクマから胆汁を採取する準備をしていた。スタッフは蜂蜜と牛乳を混ぜたエサでクマを檻に誘導し、クマが檻に入るとすぐに扉を閉めた

そして、ヨードチンキで胆汁を採取する部位を消毒し、銀色の針をクマの体に刺して黄緑色の胆汁を採取した。それを容器に流し、量が一定の目盛りに達すると針を抜いた。全過程にかかる時間は約10秒だ。

こうしたカテーテルを使った採取法には多くの反対の声がある。アジア動物基金(AAF)中国エリア対外事務局長の張小海氏は取材に対し、「AFFが過去の ケースを研究したところ、このような方法は表面上は残忍でないように見えるが、細菌が入りやすく、クマが胆嚢炎、肝臓や脊椎の病気、さらには精神病を引き 起こす可能性もあり、多くの抗生物質に薬物耐性を持たせることになるとわかっている」と述べた。

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