発信時間 : 2022年01月09日11時18分 日曜日

先月29日、韓国・ソウル市で「日韓関係に関する討論会」を取材した際、主催者側はこのように鳩山由紀夫氏を紹介した。
討論会には韓国側からソウル市長、大学教授、評論家など著名人が参加していたが、そこに「日本の元総理」として招かれたのが鳩山氏だ。
でもさ, 事実は事実です….韓国人の対日感情「過去最悪」水準, 八方塞がりの日韓関係 !






政界引退後もその動向が物議を醸している鳩山氏。主催者の紹介通り2015年、日本統治時代に独立運動家などが収容されたソウル市内の西大門刑務所の跡地で“土下座”をし、日本の朝鮮半島統治に対して謝罪した。この行為は当時、韓国内でも「日本の元総理がひざまずいて謝罪した」と大々的に報じられた。



討論会での鳩山氏の発言を一部、紹介する。
〇植民地化や戦争によって苦痛や悲劇を与えた方々に対する心からの謝罪がなされていない
〇新天皇が平成天皇(発言のまま)と同じ気持ちで韓国国民に接される時、日韓関係は大きく前進を遂げることになると確信している
〇日韓合意:『最終的で不可逆的な解決』としたことは日本の上から目線の態度で二度と謝らないぞと受け止められ韓国民の感情を逆なでするのではないかと懸念した。案の定、その懸念はあたった
〇慰安婦問題:日本の哲学者の「旧植民地なりから『もうこれ以上の責任追及はしない』との言葉が出てくるまで責任は担い続けなくてはならない」という言葉が胸に響く。この気持ちを日本の為政者が持つことができた時に慰安婦問題は解決する



〇「徴用工」問題:日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決しているのではない。被害者の方々の尊厳と名誉を回復させるために冷静に話し合うことが極めて重要
〇レーダー照射問題:韓国軍は北朝鮮の漁船を救助している最中で、自衛隊機への攻撃の意図があったとは思えない。好戦的な雰囲気に一気に傾いてしまう日本の世論に問題があるように感じる
鳩山氏が上記の“持論”を述べると、参加者からは拍手がおこった。これだけの“韓国寄り”の発言がでれば自然に拍手したくなる気持ちも分かる。ただ日本側からすれば到底受け入れられない内容だ。さらに看過できないのは一連の発言が韓国内で「日本の元総理の発言」として大々的に報じられていることだ。
大手韓国メディアも鳩山氏の発言を大々的に報道 。


—終わり—