「抗日記念館」感想ノートに書かれた憎悪, 「展示が一面的」の意見も  

発信時間:2013年07月24日15時24分             水曜日

中国全土から多くの児童・生徒が訪れる人民抗日戦争記念館。「殺戮」「虐殺」「奴隷」などの日本語とともに日本への憎しみをかき立てる展示があふれ、感想ノートには日本への復讐を誓う言葉も並ぶ=北京市内

1年間の北京留学をほぼ終え、帰国を前に一抹の寂しさを味わっていたところで自転車を盗まれるなど、最後まで“てんやわんや”ではあったが、気を取り直して友人の中国人大学院生と北京郊外の盧溝橋にある人民抗日戦争記念館を見に行った。

北京卢沟桥

ところが、惜別ムードは一変、「日本が憎い」と書かれた子供たちの感想ノートをみて、現実に引き戻された。

まだ「百人斬り」展示

百人斬り競争

人民抗日戦争記念館を見に行った理由は、「資料の説明文が、中国語と日本語では少しニュアンスが違う」という話を耳に挟み、確認しようと思ったのだ。

とはいえ、中国側がわざわざ日本人の来館者に気を使って表現をソフトにするなど、ありうるだろうか。半信半疑のまま、日本語の説明を見てみると…。

台湾台北市の国軍歴史文物館の南京大虐殺を説明するパネル写真には刀身に「南京の役 殺一〇七人」と刻まれた日本軍刀と中華民国軍が主張する日本刀がはめ込まれて展示されている。

「対中侵略戦争の中で、日本軍は(略)、罪のない一般人をほしいままに殺戮し、残酷にも捕虜を虐殺し、労働者を奴隷のように酷使し、細菌戦と化学戦を実施し、占領区で奴隷化のための教育を推し進め…(略)」。

どこがソフトやねん。確かに全体的にキャプションの内容は省略しがちではあるが、おおむね元の中国語に忠実に訳されていると感じた。

末代皇帝溥儀と関東軍

南京戦で当時報道された日本軍将校の“百人斬り”の記事については、歴史的事実として認められていないにもかかわらず、あたかも事実として展示されている。「日本侵略軍は南京攻略の途中、ほしいままに中国民衆を虐殺した」という中国語のキャプションが付けられているのだ。ちなみに日本語の説明では「日本軍の人斬り競争についての『東京日日新聞』の記事*」とだけ記されている。

溥儀操り皇帝

総じて館内の展示は、「東アジアにおける反ファシズム戦争を中国共産党が主導し、残虐な日本侵略者に勇敢に立ち向かった」というトーンが貫かれていた。

溥儀操り皇帝

■ホロコースト展を併設

さらに気になったのは、わざわざ夏休み期間に合わせて特別パネル展「ナチスドイツの強制収容所」が併設されていたことだ。
日中戦争とナチスのホロコーストと、どういう関係があるというのか。中国の幼い子供たちが、日本軍とナチスのホロコーストを混同して記憶に刻みつけるのは想像に難くない。

ナチスドイツの強制収容所

「歴史をしっかり記憶しよう。僕は日本人が憎い」

記念館の出口に置いてあった感想ノートには、8歳の男の子が、まだつたない字でこう記していた。

31歳の男性はこんなことを書いていた。「もし日本と戦争になれば、まっさきに兵士になって、東京を攻撃したい」。

このほか「釣魚島(=沖縄県・尖閣諸島の中国側名称)は中国のもの」という書き込みは想定内として、それに続いて「日本も中国のもの」という言葉も結構目についた。

尖閣諸島

私はかつて広島で3年間勤務したことがあるが、原爆資料館の感想ノートが米国への復讐を誓う書き込みであふれ返るなど、ありえないだろう。

真実の追究ではなく、プロパガンダのための施設と言ってしまえばそれまでなのだが。一方で、反日デモで有名になった「釣魚島は中国のもの、蒼井そらは世界のもの」というふざけたキャッチフレーズのほか、「つまらない」「退屈」「展示が一面的」など冷めた意見も散見された。
「素」の中国を感じてほしい

「抗日闘争」と「階級闘争」を旗印に新中国を建国した共産党にとっては、歴史問題そのものが「闘争」の一環なのだ。そこに「偽物」が入り込む余地がある。中国は日本に対して「歴史を直視せよ」という。だが中国にとって、20世紀はいまだ本当の意味での「歴史」になり得ていないことを、今回の中国留学で実感した。

毛沢東の「階級闘争」文化大革命, 紅衛兵を描いた図…..馬鹿馬鹿しい !!!

知人の中国研究者によると、昨年秋の反日暴動以降、中国留学を希望する日本人大学生が目に見えて減っているそうだ。当然の帰結とも思う半面、もし迷っている若者がいたら、背中を押したい。過大評価でも過小評価でもなく、あるいは美化されても歪曲化されてもいない、「素」の中国をぜひ感じてほしい。

「大量虐殺, 階級闘争以外の実績ない !」….毛沢東の文化大革命….人類の歴史中最悪なのアホ革命 !!!

———-終わり———-

Share This Post

Recent Articles

One Response to “「抗日記念館」感想ノートに書かれた憎悪, 「展示が一面的」の意見も  ”

  1. […] ⇒ 紅衛兵は反ファシズムの象徴!? […]

Leave a Reply

© 2018 Sakura Jade House. All rights reserved