尖閣「棚上げ」が賢明、中国副総参謀長が見解

発信時間:2013年06月02日20時50分       日曜日

アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)は英国国際戦略研究所が(IISS)が主催する国際会議。毎年、アジア太平洋地域の国防相たちがシンガポールに集まる。今回で第12回目となる。

【シンガポール=竹内誠一郎】中国人民解放軍の戚建国副総参謀長は2日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)で、 沖縄県・尖閣諸島問題について「我々より知恵のある次世代の人に解決してもらうべきだ」と述べ、中国側が1970年代に日中の合意があったと主張する「棚 上げ」状態に戻るべきだとの見解を示した。

シンガポールのアジア安全保障会議で発言する、中国人民解放軍の戚建国副総参謀長=2日

中国脅威論に配慮し、アジア・太平洋地域の安全保障問題を協議する同会議で、協調姿勢をアピールする狙いとみられる。戚氏は、過去の棚上げは「賢明な選択だった」と指摘。「東シナ海、南シナ海の問題は、一気に解決しきれるものではない」との認識を示した。

尖閣諸島に関し中国側は、1972年の国交正常化の際、当時の田中角栄首相と周恩来首相が問題を棚上げする共通認識を有していたと主張している。

一方で戚氏は「(我々は)対話と協調、平和維持を強調しているが、無条件な妥協を意味するものでない」とも語り、領土問題で譲歩しない意思を改めて示した。

1972年の国交正常化の際の田中角栄元首相と周恩来元首相

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