北朝鮮の核・ミサイル開発

日本は「米朝軍事衝突」という最悪の事態に備える必要がありそうだ

発信時間 : 2017年05月11日12時42分          木曜日 正恩氏、命乞いか 米朝が非公式協議、鍵握る対米交渉キーマン「直結の女」  朝鮮半島の緊張状態が続くなか、米国と北朝鮮の非公式協議が8日からノルウェーで行われる。米政府の関係者は出席しないが、北朝鮮からは金正恩朝鮮労働党委員長に近い崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省北米局長が参加する。 焦点は、世界の平和を脅かす「北朝鮮の核・ミサイル」を完全放棄させられるかだ。原子力空母「カール・ビンソン」など世界最強の米軍に包囲されて、正恩氏は命乞いをする気なのか。 韓国政府関係者によると、非公式協議は8、9日、ノルウェーの首都オスロで行われる。 米国とノルウェーの有識者と、北朝鮮外務省関係者が出席する。米国務省は「政府とは関係ない」と語っているが、北朝鮮側の意向は有識者経由で伝えられるとみられる。  注目されるのは、協議に「正恩氏直結の女」と呼ばれる、対米交渉のキーマン、崔氏が参加することだ。北朝鮮は今年2月にも、崔氏の訪米と元米政府当局者との非公式接触を打診していた。  ドナルド・トランプ米政権はこのとき、崔氏の入国ビザの発給を拒否し、非公式接触を蹴飛ばした。「北朝鮮に都合のいい交渉はしない」という意志を示した。  米軍は現在、「カール・ビンソン」を中心とする第1空母打撃群や、攻撃型原子力潜水艦などで北朝鮮を包囲している。トランプ大統領の命令さえあれば「斬首作戦」や「限定空爆」に着手する準備を完了している。 一方で、中国を仲介役に説得工作を本格化させているようだ。  レックス・ティラーソン米国務長官は3日の演説で、米国は北朝鮮が核・ミサイル開発を完全放棄すれば…… (1)国家体制の転換を求めない(2)金正恩政権崩壊を求めない….. (3)南北統一を急がない….. (4)米軍は朝鮮半島を南北に分ける北緯38度線を越えて北朝鮮側に進攻しない-との方針を示した。  これに先立ち、トランプ氏は1日、正恩氏と「適切な状況であれば会うだろう」といい、将来的な首脳会談の可能性を示唆した。  ただ、正恩政権は「核保有こそが金王朝維持の核心」として、2012年の憲法改定で、序文に「核保有国」と明記している。 人類史上、核兵器をすべて破棄した国はなく、北朝鮮が完全放棄する可能性は極めて低い。正恩氏は「核保有」と「命乞い」を同時に求めてくるとみられる。  話し合いで、北朝鮮の「核・ミサイル問題」が解決すればいいが、現実世界は甘くはない。日本は「米朝軍事衝突」という最悪の事態に備える必要がありそうだ。 —終わり—
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